鴨「男のわりには細い腕
少々高い声、何より………

喉仏がない」

一「………っ……」

そうきたか


桜「細いのは、たいした食事も
取れずにいたからです。
高いのも喉仏がないのも

まだ、十歳だからと思います」

鴨「ほぉ~」

桜「申し遅れました。
私、黒沢 紫苑。
一番隊組長補佐です。

以後お見知りおきを………」

鴨「ふっ わしは 芹沢 鴨。
ここの局長をしておる。

お主が倒したのは
新見 錦 (にいみ にしき)
左から
平山 五郎 (ひらやま ごろう)
平間 重助 (ひらま じゅうすけ)だ」


フン 弱いやつに興味なぞないわ

桜「はい」


鴨「がははは!! 行くぞ!!!!」

新見は睨んできたが

ふっ 鼻で笑ってやった