だから入りたくなかったけど、
仕方なく部活に入った。
まあ楽だからいいんだけど…
「好きな人できたかぁ?」
「出来るわけないでしょー!いい人いないもーん。」
私は前まで好きな人がいた。
バスケ部の人を好きになっていた。
でももう全然好きじゃない。
嫌な奴だったし。顔も見たくない
「陽汰は?どう?彼女できそう?」
「まったく出来ないねー。」
「ふーん。まぁ別にいいけどぉ。」
それからしばらく沈黙が続いた。
どれぐらいたっただろう。
家につくまであと少しのところで
陽汰が急に話しかけてきた。
「なぁ、あのさぁ俺がもし…」
「もし、なに?」
「雪音に告ったら、OKするかぁ?」
え…何それ…陽汰はなんでそんなこと
聞いてるの…そんなん困るじゃんか。
「うーん…するかなぁ。」
別に嫌いなわけではないし
うちはそんなふうに答えてしまった。
「じゃあ付き合っちゃう?」
え。どういうことなの?これって
もしかして告白されてんの?
わりかし小さい頃からもてていたけれど
陽汰に告られたのは初めてだった。
うわさでうちのことが好き。
とかいうのを聞いたけれどそんな素振り
を見せたことは一度もなかったし。
だからその言葉が信じられなかった。
「何それぇ?(笑)」
うちはそんなふうにしか
返答できなかった。
「いや、俺はわりと本気だから。」
そんなん言われてもうちどうすれば
いいかまったく分からない…
だっていきなり過ぎるでしょ。
昨日までただの友達だって、
ずっと思ってた。
でも違ったの?一体どういう…
「返事、待ってっから。」
「じゃあな、気ぃつけて帰れよ。」
そして、私たちは帰った。
