時計の針の行方

なんと、敵チームの半分以上人数が攻撃を仕掛けた。
ハヤトの個人技で目を覚ましたのだろう。

ー仕掛けなきゃ負けるーーと。

C組は、中央からどんどんシュートを打っていった。
その度に、上江田がシュートを弾いていたのだが、すぐさま詰められシュートを打っていた。
一方、味方の選手は守りはするもののボールは全く奪えなかった。


このままではマズい。

そう思い、上江田はボールを持っている選手へと飛び出していった。
しかし、それを逆手にとるように、横に詰めていた味方にパスし、ボールを受けとった選手はすぐさまシュートを放ちゴールネットを揺るがした。



0‐1