「あぁ。それで、なんでおまえが解けるんだ?てきな?」

「あたり!」

「…説教じゃない?」

「え~?なんで!?」

驚きすぎて、つい大声をだしてしまった私。
当然、クラスの視線がこっちに集まる。

う゛~視線が痛い…

「上條さん?なにがえ~なんですか?」

担任からも怒られて、首がすくむ。

「いぇ、なんでもありません…」

「はぁ。今は終学活中です。ちゃんと集中してくださいね?」

「はい」

くそぅ!深奈子のせいなのに!

「バカじゃない?」

深奈子が小声で話しかけてくる。

ムカついてまた大声だしそうになったからあわてて口をおさえる。

「あんたのせいでしょ?
なんで私が説教されなきゃいけないのよ?」