好きな人


周りではみんなが帰る用意をしてる中、私は1人静かに自分の席へ戻る。

そのとき…

「上條、おまえすげーな!」

「え?何が?」

「だから、さっきの問題だよ!俺1、2問しかわかんなかったのに…それをおまえはすらすらと…」

そんなにすらすら解いてたかな?
自分でもわかんないやww

結構集中してたってことなのかな?

「おまえって俺よりバカじゃなかったっけ?」

「はぁ!?なにそれ」

「だから、いつもテストとか俺のが勝ってたのに…」

ああ、そういうこと…
仕方ないよね。前は本気出してなかったんだから。
まぁこれからも出す気ないけど

「まぐれだよまぐれ。どうせ、全問不正解だよ」

「え?でも…」

まだ何か言ってる男子をほって、自分の席に急いだ。

自分の席についたとたん、うしろの席の女子が話しかけてくる。