入って来たのは、黒いダキシードを来た男の人…
髪型はツンツンで目は青い…
ハーフか?
「玲花。こいつがお前の専属執事だ。」
はい⁉
こいつが⁉
「はじめまして。あなたにつく事になりました雷城 風牙 (らいじょう ふうが)
と申します。宜しくお願いします。」
ニコニコと笑いながら、雷城さんは言った。
「そりゃどうも。
私があんたの主 竜籐 玲花だ。
以後、よろしく。」
「玲花…
私は一ヶ月エジプトにいかなければならん。」
「こいつは一ヶ月だけいるわけ?」
「違いますよ?お嬢様。」
私の言葉を遮ったのは、雷城さん。
「私は一生あなたのそばで支えますよ。お嬢様。」
……信用できない…
どうせあいつが来たら、あいつの言いなりの癖に……


