「玲花…。」

「お父さん?」




















風牙がいなくなって一年ちょっと経った。


お父さんからいきなり電話が来たの。
















「今花音ちゃん 何歳?」

「何で花音何だよ?私のことは?」





電話が来た途端、'花音'だ。

呆れた…。















「えーと…来年の12月15日で二十歳だと思うけど…。」

「わかった。ありがとう。
玲花…お前がいてくれてありがとう。
その日にな成人式プラスパーティをやろうと思う。どうだね?」

「いいんじゃない?花音も喜ぶよ?」

「じゃな…その日に会おうな。」

「うん。」