玲花が部屋に入ってから話し出した。


「なぜお嬢様を庇わなかったのですか?修造さん」

「…玲花はもう大人だ。」

「だからと言ってお嬢様を庇わなかったのですか?あなたには呆れそうです。」

「どうだっていいだろ?」

「よくないです!
その態度がお嬢様を苦しめてるんじゃないんですか?
お嬢様は確かに大人でしょう。
あなたには心を閉ざした理由がわかりましたよ。」

「ほぉ…。」

「失礼いたします。」

一礼をして出て行った。








本当に呆れた奴だよ…。