私の足元から蔓(つる)が…
なっ!?
「うっ…。」
私はあいつの蔓に右腕と右足を捕まえられた…。
「くくっ。どうだね?」
「……。」
何も言えない…。
その時‼
「うわぁああああ‼」
痛い‼
バキッ!
「うわぁああああ‼」
私の右腕と右足をあいつの蔓に折られたーーー。
どさっ!
「……ッ。」
右腕と右足は不気味なほど折れてた…。
「お嬢様‼」
「大丈夫だから。
あんたのことは私が守る。
私の…命に変えてもーーー。」
パァアアアア
身体中から違う妖力があふれるーーー。
頭の中から、声がする…。
"力を解放せよ… 今こそ新たな力を出す時……。"


