「さて、これからどうする?」
「キーホルダー売ってる所行こ!」
「了解」
どうやらすぐそこにあったみたい。

ここは、キーホルダーもあるし、ネックレス、ブレスレット、ピアスまである。
兄ちゃんはネックレスを見に行った。
「わぁ」
綺麗な紫色の蝶々のキーホルダー。
凄い綺麗。
「これ買おっと」
得に何につけるかは決まってないけど‥。

「これください」
ピッ 「537円になります。
丁度ですね。
ありがとうございました」

「兄ちゃん、なんかいいのあった?」
「いや、ない。
椿はなんか買ったのか?」
「うん。
蝶々のキーホルダー」
「そうか。 じゃ、出ようか」
「うん」

時間を確認すると、5時を少し過ぎていた。
「飯食いに行くか?」
「そうだね。
兄ちゃん、何食べたい?」
「んー‥、寿司食べたいな」
「賛成!
割り勘にしようね」
「そうだな」

――食べるだけ食べて、会計をした。
「10万1500円ですね」
5万500円私が出し、
5万1000円兄ちゃんが出した。
「やっぱり高いね」
「回転寿司じゃないしな」
でも私は5万なんか1日で稼げる。
兄ちゃんは、何日かかるんだろ。

「そろそろ帰るか」
「うん、そうだね」