「椿、どこか行きたい所あるか?」
「あ、じゃあ、ベビー用品売ってる所行こ。
ベビー用品買って、幸助の奥さんに会いに行くの!」
「いいな、それ」
私はパフェを食べながら、何を買うか考えていた。
でも、まだ一ヶ月だよね?
男か女かわかんないじゃん!
何買ったらいいわけ!?
‥服でいっか。
私達は会計を済ましてベビー用品を見に行った。
「兄ちゃん、何買う?」
「夏用の服、かな。
椿、冬用の服買ったら?」
「‥あ、うん」
兄ちゃんが買ったのは、黄色い服。
私は、水色の服と、手袋セット。
「幸助に電話するね」
「あぁ、頼む」
「あ、幸助?」
[珍しいな、椿からかけてくるなんて]
「幸助今どこにいる?」
[家、だけど]
「これから行っていい?
兄ちゃんと」
[‥え、これから!?]
「うん。 だめ?」
[や、いいよ、うん]
「よかった。
今―――にいるんだけど、道案内して」
[カーナビ使えよ]
「壊れたらしくて、カーナビ」
[‥‥わかった]
幸助に道案内され、目の前の建物を見た。
「綺麗だね」
「だな」
2階建ての一軒家。
壁は白くて、ドアは焦げ茶。
屋根は、赤。
焦げ茶のドアが、ユックリ開いた。
「中、入れよ」
「「お邪魔しまーす」」
「おう。 てゆうか、椿は?」
「これ」
兄ちゃんは隣にいる私に指を向けた。
「ある事情で変装してんの」
「へぇー。 取り合えず、家ん中だからウィッグ脱げよ」
「オッケー」
金髪ウィッグを外して、髪を整えた。
「あ、じゃあ、ベビー用品売ってる所行こ。
ベビー用品買って、幸助の奥さんに会いに行くの!」
「いいな、それ」
私はパフェを食べながら、何を買うか考えていた。
でも、まだ一ヶ月だよね?
男か女かわかんないじゃん!
何買ったらいいわけ!?
‥服でいっか。
私達は会計を済ましてベビー用品を見に行った。
「兄ちゃん、何買う?」
「夏用の服、かな。
椿、冬用の服買ったら?」
「‥あ、うん」
兄ちゃんが買ったのは、黄色い服。
私は、水色の服と、手袋セット。
「幸助に電話するね」
「あぁ、頼む」
「あ、幸助?」
[珍しいな、椿からかけてくるなんて]
「幸助今どこにいる?」
[家、だけど]
「これから行っていい?
兄ちゃんと」
[‥え、これから!?]
「うん。 だめ?」
[や、いいよ、うん]
「よかった。
今―――にいるんだけど、道案内して」
[カーナビ使えよ]
「壊れたらしくて、カーナビ」
[‥‥わかった]
幸助に道案内され、目の前の建物を見た。
「綺麗だね」
「だな」
2階建ての一軒家。
壁は白くて、ドアは焦げ茶。
屋根は、赤。
焦げ茶のドアが、ユックリ開いた。
「中、入れよ」
「「お邪魔しまーす」」
「おう。 てゆうか、椿は?」
「これ」
兄ちゃんは隣にいる私に指を向けた。
「ある事情で変装してんの」
「へぇー。 取り合えず、家ん中だからウィッグ脱げよ」
「オッケー」
金髪ウィッグを外して、髪を整えた。
