「出来たぞ」
「今日は何?」
「から揚げと、サラダと、スープ」
「「いただきます」」
いつ食べても美味しい料理。
なんで兄ちゃんって料理上手いんだろ。
「あ、そういえば!」
「どした?」
「兄ちゃんってなんのバイトしてんの?」
「‥言わねー。
言ったら椿来そう」
「行かないって!
まず道わかんないし」
「‥‥ウエイターやってる」
なるほど。
兄ちゃんの顔で金稼ぎする気だなぁ?
なら兄ちゃんのバイト代上げやがれ。
「あ! 明日バイト休みになったから。
なんか、妹が来てるって話したら休みくれた」
「いい奴じゃん」
「あぁ、結構いい人だよ。
明日休みだし、出掛けるか?」
「出掛ける!
でも私ら変装しなきゃだよね?
私と居る所見られたら、将来に支障が‥。」
「あー、そうだな。
じゃぁ俺ウィッグとか買って来る」
「これから!?」
「うん、待ってて」
そう言って立ち上がった兄ちゃん。
車のキーを持って出て行った。
「はい、これ」
しばらくして戻ってきた。
袋の中を見てみる。
「ショート?」
「あぁ」
金髪の肩につくかつかないかくらいの長さであろうウィッグ。
ショートかぁ。
今までしたことないな。
兄ちゃん凄いよね。
前までは19代目組長って騒がれてたのに、今ではすっかり星野財閥の跡取りだもんね。
なーんて、口に出しては言わないけどさ。
「兄ちゃん!」
振り返った兄ちゃんに、私はビールを投げて渡した。
「サンキュ」
机に置く。
まぁ、今開けたら泡が出るしね、うん。
「今日は何?」
「から揚げと、サラダと、スープ」
「「いただきます」」
いつ食べても美味しい料理。
なんで兄ちゃんって料理上手いんだろ。
「あ、そういえば!」
「どした?」
「兄ちゃんってなんのバイトしてんの?」
「‥言わねー。
言ったら椿来そう」
「行かないって!
まず道わかんないし」
「‥‥ウエイターやってる」
なるほど。
兄ちゃんの顔で金稼ぎする気だなぁ?
なら兄ちゃんのバイト代上げやがれ。
「あ! 明日バイト休みになったから。
なんか、妹が来てるって話したら休みくれた」
「いい奴じゃん」
「あぁ、結構いい人だよ。
明日休みだし、出掛けるか?」
「出掛ける!
でも私ら変装しなきゃだよね?
私と居る所見られたら、将来に支障が‥。」
「あー、そうだな。
じゃぁ俺ウィッグとか買って来る」
「これから!?」
「うん、待ってて」
そう言って立ち上がった兄ちゃん。
車のキーを持って出て行った。
「はい、これ」
しばらくして戻ってきた。
袋の中を見てみる。
「ショート?」
「あぁ」
金髪の肩につくかつかないかくらいの長さであろうウィッグ。
ショートかぁ。
今までしたことないな。
兄ちゃん凄いよね。
前までは19代目組長って騒がれてたのに、今ではすっかり星野財閥の跡取りだもんね。
なーんて、口に出しては言わないけどさ。
「兄ちゃん!」
振り返った兄ちゃんに、私はビールを投げて渡した。
「サンキュ」
机に置く。
まぁ、今開けたら泡が出るしね、うん。
