――「うっまぁぁぁ」
やっぱ兄ちゃん料理上手いなぁ。
「よかった」
「今度料理教えてよ」
「あぁ、いいよ」

あっという間に無くなったハンバーグ。

「んー。
お腹いっぱい。
あ、皿洗いは私やるから」
「おー、ありがとう。
じゃ、先に風呂入るな」
「りょうかーい」

昔に戻ったみたいだった。
母さんが無くなって一ヶ月、私達は父さんに無理言って、母さんとの思い出がつまった家で過ごしたのだ。
あの時、兄ちゃんは料理係で、私が皿洗いして。

「よし」
皿洗いが終わった私。