~~~♪
突然鳴った携帯。
時刻は夜中の3時。

「‥もしもし。」
[わり、寝てたか?]
「まぁね。 ふぁぁ」
こんな遅くにかけてきたのは、もちろん兄ちゃんだった。

[これから、出て来れるか?]
「これから?」
[うん、これから]
「‥大丈夫だよ」
[よかった。 山本組の門の前にいるから]
プツ ツー ツー ツー

一方的に切られた電話を眺める。

「‥‥夢?
じゃないよね、うん。」
したくを整えて部屋を出る。

一応、銃も持っている。

門を開けると、黒い車が目の前に止まっていた。
私はすぐそれに乗った。