――ピピピピ ピピピピピ カチ

「‥‥‥あ、今日学校だ」

したくをし始める。


―「行ってきまーす」
バイクにまたがってエンジンをかけた。

慶とは違う学校で、あいつは少し遠い所だから私より早く出て、マスヒトに車で送り迎えしてもらっている。

――今日はバイクの数少ないな。
そんな事をおもいながらバイクをとめた。

靴を履きかえて、教室に向かう。
誰も話し掛けてこないし、誰も目を合わさない。

いつからかな、目を合わせると殺されるって噂出来たの。
目が合っただけで殺してたら、もうほとんどの人間しんでるから。

――ガラッ
「席つけー」
私が席につく前に担任が入ってきた。

「えーっと、体育祭の事を徐々に決めていくぞー」
「えー」 「やったー」 「だりー」
反対の声や、賛成の声があふれる。