葵と付き合いはじめてもう1ヶ月がたつ。

噂は徐々に広まっていた。
そろそろ父さん達の耳にも入るだろう。
いや、もうすでに入っているかもしれない。

隣の葵の席に目を向けると、もう来ていた。
机にかけてある鞄。

私は鞄の中から弁当とお茶を出して図書室に向かった。