~~~♪
突然鳴った携帯。

「もしもし。」
[おう、俺だけど。]
「どうしたん?
珍しいね。」
[まぁ‥。
今何処おる?
迎えに行く]
「迷子なったからGPSで探して」
[‥‥あ、あー、わかった]
間が気になる‥。

電話相手は、兄ちゃんだった。

――星野 優(ほしの ゆう)
キャラメルブラウンの髪。
家族以外には冷たい目。
20歳(大学2年生)――

私は、近くにあった公園のベンチに座った。
公園には結構電灯があり、明るかった。

私は、また空を見上げた。