「ったく目が離せねぇなあ。抱いて上ってやろうか?」
「だっ、大丈夫です。わたくし子供ではありませんわ。
放して下さい。自分で上れます」
「クスクス…気をつけろよ?
右腕も折れたらそれこそ飯も風呂も俺が世話することになるんだぞ
。…まぁ、俺は別に構わないけどな」
転がった缶を拾い集めながらニヤッと笑う翔に、食事を口に運んでもらう姿を想像したさくらは益々顔を赤らめ、更に風呂の事を考え、今度は急速に青ざめていった。
照れ隠しの冗談も、彼女には全く通じないようだ。
「赤くなったり、青くなったりと忙しいヤツだ」
と笑いながら、へこんだ缶を抱え通路の一番奥の部屋へと向かうと、さくらは半歩遅れて後に続いた。
「だっ、大丈夫です。わたくし子供ではありませんわ。
放して下さい。自分で上れます」
「クスクス…気をつけろよ?
右腕も折れたらそれこそ飯も風呂も俺が世話することになるんだぞ
。…まぁ、俺は別に構わないけどな」
転がった缶を拾い集めながらニヤッと笑う翔に、食事を口に運んでもらう姿を想像したさくらは益々顔を赤らめ、更に風呂の事を考え、今度は急速に青ざめていった。
照れ隠しの冗談も、彼女には全く通じないようだ。
「赤くなったり、青くなったりと忙しいヤツだ」
と笑いながら、へこんだ缶を抱え通路の一番奥の部屋へと向かうと、さくらは半歩遅れて後に続いた。



