双子の姉妹の マキとマイ

「へ?」


私は後ろを振り向いた。


そこには困ったような笑顔を浮かべた響夏がいた。


「洗濯できるのか心配になってきてみたら、やっぱり~…」


どーいう意味よ。


なんかこれで間違ってるのかしら?


「ダメなの??」


私は首をかしげて言った。


響夏は私の手首から手をはなして、洗濯物をカゴに戻しながら言った。


「うん。まずね、色物とそうでないものとに、わけてから洗濯するんだよ」


そう言って、洗濯機の横に置いてあったカゴを2個とった。


そして、テキパキと色物とそうでないものにわけていった。