お母様は怒ると、誰よりも恐いんだった。 お母様が不気味に笑った時点で、もうお願いじゃなくて、脅しだわ。 「はい!分かりました!行ってきます!期待して待っててくださいね!!」 私は、お母様の怒りがMAXになる前に人間界に行こうと、口早に言った。 そして私はポケットの中から、紫色と緑色の液体の入った小瓶を取り出した。 これを、決まった割合で混ぜれば、人間界に行けるわ! 私が小瓶のフタを開けたとき。 「あーー!!私もやる、やる、やる!!!」