確かに可愛いけど、学校ってめんどくさいところね。


お母様からまた手紙が届いて、学校に行くようにと書いていたから、響夏たちと一緒の学校に通うことに。


高校2年生として、今日から学校に通う。


魔界にも学校はあったけど、私たちはお城で先生に来てもらって授業を受けてたからなぁ。


それに魔界は私服だったし。


私はソファーの上に、受け取ったものを置いて、朝ご飯を食べた。


私たちは、家を出た。


そこに待ってたのは、響夏と宙だった。


「おー!!すっげぇー、似合ってるよ!」


「あっそう。あたりまえでしょ」


私はそっぽを向いて言った。


私たちは朝ご飯を、食べてから、またもや着替えた。


どうやら、次に着替えたのは宙の好みがはいっているらしい。


マイはブレザーの下に水玉のパーカーを着ている。


そして私は、セーラー服の上にだぼっとしたカーディガンを着ている。


………着替えるのはめんどくさかったけど。


学生服って可愛いな。


結構気に入ったぞ。


響夏はニコニコしながら、言った。


「はい!それの上にこれを着ろよ!」


………まだ、あるの!?


私はわたされた黒いピーコートを、しぶしぶはおった。


マイは、嬉しそうにベージュのダッフルコートを着ていた。


……はぁ~。


なにが楽しいんだか。