お母様は少し驚いたように、目を見開いて、言った。 「マキにマイ。どうしたの?」 『お母様!!!』 私もマイも同時に叫んだ。 「どうしたの?っじゃないです!どうして、人間界に行かなくちゃいけないんですか!?」 お母様は、ニコニコ笑うと、ベッドに腰かけた。 そしてその隣を、片手でポンポンと叩いた。 あなたたちも座りなさいって、意味だ。 私は、そこまで行くと、お母様の隣に座った。 そして、マイは私の横に座った。 お母様は優しい目で、静かに話し始めた。