「本当の本当!今日会ってみて、大好きって伝えてみて!」


信じていい?


私とヒナちゃんはずっと友達でいれる?


そんな不安も、何だかお姉さんの笑顔を見ていたら吹っ飛んだ。


そして大きく頷いた。


あれ?


でも…。


私はお姉さんの裾を引っ張った。


「何でお姉さん、私の名前知ってるの?」


まだ、教えてないのに…。


首をかしげる私を見て、お姉さんはニコッと笑った。


そのとき。


「リイちゃん!!!!」


上から大きな声で私を呼ぶ声がした。


びっくりして顔を上げると、そこには大きく手を振るヒナちゃんがいた。