私は響夏から離れて、顔を見上げる。
全然涙が止まらないけど、響夏の顔を見ていたかった。
響夏は私の目元をこすって言った。
「何泣いてんの。泣きたかったの俺なんだからね。勝手に魔界に帰っちゃって。だいたいマキはいつもそうなんだよ…」
ブツブツと私に文句を言う響夏の頬を、私は両手で包むとグイッと自分の顔に引き寄せた。
「なっ、え！…っ」
びっくりしたのか響夏は何だか間抜けな声を出した。
私はそんな響夏の口を塞いだ。
しばらくして顔を離すと、響夏は顔を真っ赤にして手の甲で口を押さえた。
「マジでさっきからなんなの。何でそんな素直なんだよ。俺の方が照れるとか、ダサすぎだから」
顔を真っ赤にして、私を見つめる響夏が可笑しくて笑った。
全然涙が止まらないけど、響夏の顔を見ていたかった。
響夏は私の目元をこすって言った。
「何泣いてんの。泣きたかったの俺なんだからね。勝手に魔界に帰っちゃって。だいたいマキはいつもそうなんだよ…」
ブツブツと私に文句を言う響夏の頬を、私は両手で包むとグイッと自分の顔に引き寄せた。
「なっ、え！…っ」
びっくりしたのか響夏は何だか間抜けな声を出した。
私はそんな響夏の口を塞いだ。
しばらくして顔を離すと、響夏は顔を真っ赤にして手の甲で口を押さえた。
「マジでさっきからなんなの。何でそんな素直なんだよ。俺の方が照れるとか、ダサすぎだから」
顔を真っ赤にして、私を見つめる響夏が可笑しくて笑った。
