。❤ฺ・。+❤ฺ・。〜響夏〜。+❤ฺ・。❤ฺ・。







俺はただマキが好きなだけ。


マキにも俺のことを好きでいて欲しかっただけ。


なのに、観覧車での言葉がずっと心に残ってる。


『私は響夏のことなんか、何とも思ってないわ』


『私は響夏のことなんか好きじゃない』


心にグサッときた。


あの時、確かに悲しかったけど、その言葉がマキの本心なんて思ってなかった。


俺だって子供じゃないし、そこまでバカじゃない。


マキが俺の目の前に現れるまでは、それはもう十分なくらいには女の子と遊んだし関係ももったりしなかったり…。


これ以上は内緒にしとくけど、とりあえずはマキよりは経験だってある。


マキと過ごした中で、最初とは違う感情が少しずつマキから俺へ向けられていたのは気付いてた。