双子の姉妹の マキとマイ

今度は響夏がドンッと円香ちゃんを押して反撃。


「そんなのそれこそ、マイのお得意の変身魔法か何かで髪の毛の色とか目の色とか変えれば問題ないだろ!?それこそ姿形そのものを変えるとか!それにお前が男役しなくてもお前がエマ様だとかいうのやればいいだろ!一応女なんだから!」


円香ちゃんはよっぽど響夏にど突かれことが気に食わなかったらしく、今までに見たことないくらいに恐い顔をして言う。


「はぁ?そんなのしなくてもあんたが黙って女装してればいいのよ!だいたい何が不満だって言うの?私がそんなに可愛くメイクもして、可愛いドレスも選んで。それこそフランス人形みたいに可愛くしてあげたっていうのに!!」


「あぁーーーー!!もう、可愛いとか男に言うな!!だいたいお前に可愛いとか言われても全然嬉しくねぇんだよ!!」


どんどんヒートアップしていく会話に戸惑うことしかできない。


あああ、どうしよう!どうしよう!?


こんな会話聞かれたら一発で終わりだ!


私はとりあえず、おずおずと2人に声をかける。


「ああああ、あの、二人とも…その、そろそろお城に…」


「「マイは黙れ!」」


二人同時の圧力に、私は涙目で「は…はいっ」と言うしかなかった。


そうだ!宙なら!


宙なら2人を落ち着かせるかも!!


私はグルンっと宙を振り返り、期待の眼差しを向ける。