双子の姉妹の マキとマイ

宙はとりあえず机の前に座ると言った。


「ふーん。本物なんだ?」



宙は肘をつく。


私はニコニコしながら頷いた。


ようやくわかってくれたらしい。

宙は私を上から下まで、じっくりと見て言った。

「あんた、外国人?」

だから、私は魔界人!!

でも宙は分かっているようだったので、あえてツッコまないようにした。


宙は私の顎のラインでそろえられた、自然的な金髪をサラッとなでた。

私は首をかしげて言った。

「この金髪ですか?」


「ああ。それと目の色も」


お父さん譲りの、金髪。

そして、お母さん譲りの、緑色の瞳。