双子の姉妹の マキとマイ

私は目を輝かせ、円香ちゃんは満足そうに微笑み、宙は唖然と。


それぞれが全く違う反応をする。


それもそのはず。


そこにはブロンドに碧眼と薔薇色の頬、極め付けにウルウルした大きな瞳でこちらを見つめてくる、まさにお人形さんのような完璧な美貌の響夏がいた。


ふわふわとした長いブロンドに、澄み切った青い瞳。


薔薇色の頬同様に、うるツヤした唇。


身につけているドレスは淡いピンクのシフォン生地でできたもの。


膝上くらいでゆれるふわふわした生地が、また上品で後ろには大きなリボンがあしらわれている。


宙が相変わらずの低い声で、涙目の響夏に言った。


「なかなか化けたな」


「全く嬉しくない!!」