……私、ここまでイラついたの初めてだ。 なんで、こんなに必死に言ってんのに信じないかなぁ? 私は、宙の顎をつかんで言った。 「これで、どうよ!?」 私は化けた。 目の前の宙に化けた。 宙は撃沈をくらったらしく、しばらく動かなかった。 だけど、ようやく信じる気になったらしく、真顔で言った。 「お前、何者だよ?」 私はニヤッとして言った。 「私はマイ・リンドゥ・ソルシャード。……魔法使いです!!」