私とマイは、小さなバッグに部屋にある全ての物を入れた。 ベッドも本棚もとにかく全部だ。 この小さなバッグは、中になんでも入るようにさっき魔法をかけた。 マイはニコニコしながら、言った。 「楽しみだね!!すっごく楽しみだね!!人間界に行く前に、お母様に挨拶しに行かなくちゃ!」 「そうだね」 私とマイは同時に指をパチンっと鳴らした。 次の瞬間、目を開けると、そこはお母様の部屋だった。