双子の姉妹の マキとマイ

私はイルを見つめる。


自信を持てばいいのに。


客観的に見たら普通にかっこいいんだから。


私はイルの自信なさげな顔を見て言った。


「イル。それで私と結婚していいの??」


「……」


イルは黙ったままだ。


それでも私は続ける。


「私は…正直言ってまだ結婚したくないわ。今はまだ忘れられない人がいるの。いつかは忘れなくちゃいけないし、今も忘れるように努力してる。でもまだ自分の心の整理ができてないのよ」


響夏…。


こんな話をすると、どうしても思い出してしまう。


響夏の声とか顔とか。


忘れなくちゃいけないのよね。


それなら結婚すれば話は早いかもっと、一瞬思った。


でも……やっぱりまだ心の整理はつかない。


それくらいに響夏のことが好きだったから。