双子の姉妹の マキとマイ

私はチラッとルルアを見る。


キラキラ目を輝かせている。



……もうどうにでもなれ!!



私は半分ヤケで言った。


「結婚でもなんでもするわよ!!」


もういいや。


どうせ、響夏には2度と会えない。


遅かれ早かれ響夏以外の人と結婚しなくちゃいない。


ならそれがいつだって、さして問題はないんだ。


ルルアはニコッと微笑むと、さっき私の部屋に入ってきた青年を指差していった。

「もうお分かりでしょうが、こちらがマキ様の結婚相手でございます!もうすでに婚約はこちらで執り行いましたので!」


「はぁ!?ちょっと!!待って!!」


あまりにも話がトントン拍子すぎるわ!


ていうか勝手に婚約するとか、私の意見無視なの!?


ルルアはニコッと微笑んだまま私の左手を掴み、半ば無理やり左手の薬指に銀色に輝く指輪をつけると言った。


「待ちませんわ!こちらが婚約指輪でございます!それではこれでわたしは失礼させていただきます!」

ルルアは言いたいことだけ言うと、そのまま部屋を出て行きバタンッと扉を閉めてしまった。


私はピシッとそこに固まる。


いやいやいや!!


待ちなさいよルルア!!!


初対面の男の人と2人とか!!


勘弁してちょうだい!!


私が固まってルルアに悪態をついていると、後ろから声をかけられた。


「マキ!久しぶり!」


……は??


私はクルッと振り返る。


でもやっぱりそこには、初対面の男の人しかいない。


久しぶり??


しかも私を呼び捨て??


私はじーっと男の人を見る。


金髪の短い髪型。


身長は高く、笑った顔が爽やかな印象を与える。


…てゆうか、さっきは気が動転して気付かなかったけど。


私と歳、変わらないと思う。


その顔は男の人と言うよりも、青年と言った方が正しい。