。❤ฺ・。+❤ฺ・。〜マイ〜。+❤ฺ・。❤ฺ・。







私は重たい何冊もの本を床に散らかしたまま、何作目になるかわからない薬を床にたらした。



今度こそ!!


私は目をつむって手をギュッと握り合わせた。



たらした液体は爆発しなかった。


ということは薬自体は大成功だ。


薬はスゥッと床にしみこんだ。


でも何秒たっても、全然反応がない。


私はその場にヘナヘナッと座り込んだ。


私はふるふるとふるえながら、大きく叫んだ。


「何でもどれないのぉぉぉぉぉ!!」


ソファで寝ていた宙と響夏は、私の大声で目を覚ました。


響夏は眠たい目をこすりながら言った。


「やっぱりもどれないのか?」


私はこくんっと頷きながら言った。


「魔界に手紙を送ってみたんだけど…『マキ様が王位を継がれるまで何者も魔界を行き来するとこはできない』って書いてあるだけ」


響夏と宙はため息をつきながら、私の散らかした本を片付け始めた。