私は流石に限界になって、どんどんと宙の肩を叩く。


宙は唇を離した。


その瞬間に、私は呼吸をする。


し、死ぬ。


ようやく、呼吸が整ってきたとき、また頭を引き寄せられた。

「も、もう、無理だよ!宙!」

怪しげに微笑んで、宙は言った。

「無理、止まんない」

私はまた口付けられる。


苦しく苦しくて。


でもキスされるたびに、愛しくて切ない。



もういいや。



私、ずっとこのままでいたい。