双子の姉妹の マキとマイ

「そっか。……なら、マイからキスして」


宙はニコッと笑いながら言った。



うん!


それくらいで宙の機嫌が治るなら!!


私は思わず、そうやって言いそうになった。


だが冷静になった。


………え、まって!



キス!?!?!?


そんな、可愛い笑顔見せたって、私は絶対に騙されないぞ!!!



「ほら、早く」


宙が私を急かす。



私はビタっと壁にへばりついて、顔を真っ赤にして言った。


「無理だよ!!そんなの恥ずかしいもん!」


「んー、なら。目、つむっててあげるから」


そう言って、宙は静かに目をつむった。




え!?

え!?



まってよ!!


無理だよ!?


私は宙の手から逃れようと、体をよじるが抜け出せそうにない。


これは……確実に私からキスをしないとどうにもできないみたい。


私は宙の顔をチラッと見た。



少しつっている目を閉じて、形のいい唇を上品に閉じている。


私はギュッと目をつむって、心の中でつぶやいた。


頑張るんだマイ!!!


チュッて一回、宙の唇に触れれば話は終わるんだ!!!


私はゆっくりと顔を近づけ、唇を合わせた。