双子の姉妹の マキとマイ

宙は何食わぬ顔で、私にお茶を差し出して言った。


「だから手をつないだほうがいいって言っただろ?」


「うん……」


今は宙と私はベンチに座っている。


マキ姉と響夏はあの恐ろしい、ジェットコースターに乗りに行った。


私、あの2人が今までにないくらい怖いよ……。


なんであんな怖い乗り物に連続で、乗れるの!?


私には理解できないよぉ〜…。


私がショックをうけていると、肩に重みがのった。


横を向くと私の肩に宙がもたれかかっていた。



「そ、宙!!」


「なにー?」


珍しく気の抜けた返事をする宙。



かっ、可愛い…。


思わずそんな宙に見惚れてしまったけど、私は顔を赤くしながら言った。


「ほ、他の人いるから…」