双子の姉妹の マキとマイ

「あ、あれはなんですか?」


私は口を大きくあけて宙に言った。



宙が指をさしたところにあったのは、身長170センチのマキ姉より高く盛り付けられた料理の数々だった。


宙は頭をガシガシかきながら言った。



「ルルアに連れていかれて、なに言われるかと思ったら数字の書かれた紙切れを一枚わたされて「この人数分の人間界料理を1人で作りなさい」だぜ!?しかも健気に思いつく限りの料理を作った俺って、いい子すぎ!?」


だ、だめだ。


宙が壊れている。


壊れかけているんじゃない。


もうすでにボロボロに穴があいて壊れてしまっている。



私は本当に何を気楽に、たかがあんな大きさのケーキを焼いて自慢してたんだろう?


宙はあの量であの数の料理をたった1人で作ってたんだ。



私はぺこりと頭を下げ言った。



「ごめんなさい」


悔しいけど負けを認めるよ……!