双子の姉妹の マキとマイ

「オレンジジャム…」


不意にお母様がつぶやいた。


お母様はもう一口食べた後、私に向き直った。


いきなり視線をおくられ、肩をビクつかせた。


お母様は私に手招きする。


私はおずおずとお母様の前に歩み出る。


お母様は私の頬に手を伸ばし、私の額に口付けた。


私の体の中で何かが弾け散る感覚をおぼえた。


「マイ……」


お母様は私を見上げ言った。


私の目に写ったお母様は、今まで通りの優しくフワフワした微笑みをうかべていた。



「マイ……よくできました!」