双子の姉妹の マキとマイ

ルルアが指を鳴らそうと、手を出した。


私はルルアの手をつかんで言った。



「いいよ、ルルア。私、図書館に行くのやめた。ちゃんと自分で考えてやるよ」



そうだよ。


いつまでも、マキ姉も魔法も頼ってられないんだ。


少しは自分で考えて結論をださなきゃ。


ルルアは私の手を振り払って、ドアに向かって歩きながら言った。


「ちょっとは成長したじゃない」


ルルアはドアを開けて部屋を出た。


私はそれを見た後、スケッチブックを探した。












「がんばって…」