双子の姉妹の マキとマイ

はっきり言ってこんな悠長なことをやっている時間はない。


私はマイに少し厳しい口調で言った。



「マイ。今のタイミングで言うのもどうかと思うけど……昇格試験も近いんだよ?」


ルルアもマイも、黙り込んだ。


宙が私に言った。


「昇格試験?なんだそれ?」

私は近くにあった椅子に腰掛けて言った。


「魔法使いにも階級があるのよ。第5段階級あるわ。私は、第3段階級。マイは、第4段階級。昇格試験は1年に数回あるの。その試験がなかなか難しいのよ。人それぞれ試験内容が違うから、過去問で予習しようと思ってもできないし。筆記テストじゃない場合だってあるのよ」


去年も一昨年も、実技テストだった。


私でも難しい実技テストなのに、マイはもっと難しい。


まだ、筆記テストのほうが、ある程度予想がつくからいいわ。