双子の姉妹の マキとマイ

だからルルアは勝手に私のことを『マキ様』と呼ぶし、勝手に侍女としての役割をはたしている。


本当に変わった叔母だ。


普通にしていれば、お父様の親族としていい待遇を与えられるのに。


まぁ、でも私はそんなルルアが結構好きだったりする。


だから私のことは『マキ』でいいと言っている。

なのにルルアはなぜか遠慮して言っても、『マキちゃん』としか呼ばない。


でもそんなところも可愛いのだ。


お父様はしぶしぶといった顔で言った。


「しかしだな、ルルア?お前たちは妃を知らないからそんなことが言えるのだ。妃が怒ると魔界なんかなくなるぞ」


また、戯言ばかり言って。


それでも魔界の王か!?



イライラする気持ちを落ち着けながら言った。


「……お父様だって、マイが追放されるの嫌でしょ?そんなことになったらどうするの…」


お父様は難しい顔をして言った。

「分かっている。……マイはどうだ?」