「マキ…」
お母様は静かにマキ姉を呼んだ。
マキ姉はその行動の意味を感じ取ったらしく、少し眉をひそめた。
それでもお母様に何かを手渡した。
マキ姉が手渡したのは指輪だった。
「そ、それって!!」
私は驚いた。
お母様が持っている指輪は、私の魔力をそそいだ指輪だ。
王家の者は、5歳のときに魔力の3分の1をなにか別のものにうつすのだ。
そうしないとあまりに膨大な魔力にたえきれず、魔力が暴走してしまうからだ。
あの指輪は私が5歳のときに魔力のをうつした、マキ姉お手製の指輪だ。
大きくなって全ての魔力を受け入れることができるようになったときに、あの指輪にうつされた魔力をもう一度自分の中に取り入れる。
どうして、その指輪を……?
お母様がその指輪を宙の人差し指につけた。
そして優しく微笑み言った。
「これをつけている限り、あなたも魔界の一員です。それをはずせば人間に戻れることもできます。魔法を使うときや魔界にくるときにその指輪を使いなさい」
お母様は静かにマキ姉を呼んだ。
マキ姉はその行動の意味を感じ取ったらしく、少し眉をひそめた。
それでもお母様に何かを手渡した。
マキ姉が手渡したのは指輪だった。
「そ、それって!!」
私は驚いた。
お母様が持っている指輪は、私の魔力をそそいだ指輪だ。
王家の者は、5歳のときに魔力の3分の1をなにか別のものにうつすのだ。
そうしないとあまりに膨大な魔力にたえきれず、魔力が暴走してしまうからだ。
あの指輪は私が5歳のときに魔力のをうつした、マキ姉お手製の指輪だ。
大きくなって全ての魔力を受け入れることができるようになったときに、あの指輪にうつされた魔力をもう一度自分の中に取り入れる。
どうして、その指輪を……?
お母様がその指輪を宙の人差し指につけた。
そして優しく微笑み言った。
「これをつけている限り、あなたも魔界の一員です。それをはずせば人間に戻れることもできます。魔法を使うときや魔界にくるときにその指輪を使いなさい」


