双子の姉妹の マキとマイ

私はこのあたりのことを知らないから、響夏がいたほうがいいかもしれない。


ここは好意に甘えて。


私は響夏に言った。


「ねぇ!!このあたりの地図持ってない!?」

マイもこのあたりにはいるはずだわ!

響夏はウキウキしながら、持っていたカバンの中から教科書を出した。


私たちが使っているものより薄いけど、あれは教科書だわ。


響夏は教科書を私に手渡して言った。