双子の姉妹の マキとマイ

「なんで優しくするの?」


響夏は私の傷口にハンカチを当てたまま、少し悩んで言った。


「天使みたいだから」


は?

私は魔界のお姫様よ?

断じて天使なんかじゃないわ。

「君をはじめて見たとき、好きになったんだ」

そして二カッと微笑んで言った。


「俺の好きな雪と同じ色の、肌と髪。一目惚れってやつだね」


ふーん。
よくわからないけど。

そんなことよりも……

私はハンカチを指差して言った。




「それ。雪というの?」