双子の姉妹の マキとマイ

男の子は私を近くのベンチに座らすと、言った。


「俺、戸間響夏(とま きょうか)!君は?」

は?
今はそんなことどうでもいいでしょ?


私はそんなことを思いながらも、素直にこたえた。


「……マキ・リンドゥ・ソルシャード」


「へ~。長い名前だね。外人さん?あ、でも日本語ペラペラだね!」

そう言ったあと、足元にあった白い何かをハンカチにつつんで、私の傷口に当てた。

「いっ……た」
私がそうつぶやくと。


「あ、ごめん!もうちょっと優しくするね?」


私はむすっとして言った。



「べつに………頼んでないから」


「うん。知ってるよ!」

明るく即答した。

ちょっとカチーンときたが、我慢しよう。