双子の姉妹の マキとマイ




ぼすっ?



「ふふふっ。……ボスッ!っだって!!」


転けてたおれたのに、その音がボスッ?

白い何かってこんな音がするんだ。
転けたのに、痛くも何ともない!!

私はつもっていた、白い何かを優しくすくいあげると、微笑みながら言った。




「この白いの。私、気に入ったわ」





「ねぇ?キミ?」
私は声のしたほうを、ふりむいた。



数人の私くらいの男の子が、ニッコリ微笑んでいた。


私は立ち上がり、うかがうように言った。


「………なに?私になにか用でも?」


数人の男子は、ニヤニヤしながら私をぐるっと取り囲んだ。









そのうちの1人が私に言った。