「マイが魔界に帰りたくなくなるくらい、宙がつかまえとけばいいんじゃない」


宙は閉じていた目をうっすらと開け、静かに私を見つめた。


そしてふっと鼻で笑って言った。。


「わかってるよ、そんなこと」


それだけ言うと、私から視線を逸らした。