「キャッ!」





あ、あ、あぶない!!


もう少しで顔面から転けてた。


「……チッ」


え!?


……今、舌打ちされた!?


なんで!?


後ろを見ると茶髪の巻き毛を、ポニーテールにしている、可愛い女の子がいた。


…こんな子と面識あったかな?


私が首をかしげると、もう1回大きく舌打ちをした。


えぇーー!!


今度はなんにもしてないよ!?


女の子は嫌味ったらしく言った。


「次の試合がない人はコートからでてくれませんかぁ??すっごく邪魔なので」