Break Butterfly





掃除屋は犯罪者を追う
だが大人しく捕まるわけがない





ある日私はジャックが追ってる犯罪者に捕まった




「凛!」




「大丈夫!このくらい」





でも私は甘かった

ジャックは私を庇って死んだ







私は無我夢中で犯罪者を殺してしまった






「…り、ん…」





「ジャック!?」






「すまない、またお前を一人にしてしまう」





「やだ!生きて!!」






「…日本へい…け…羅臼と言うやつに会え…マンションも…高校も手続きしてある」






「やだやだ!」






「本当は…一緒に行くつもりだったんだがな……凛…日本で大切なものを見つけろ…」






「ジャック!私にはジャックしかいない一人にしないで」





「…ッすまない…16歳おめでとう…ッ綺麗になったな」






「…ッジャック!だめちゃんとお祝いして」






「…いつでも側にいる…い…き…ろ」





パタッ





「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」




その日は12月25日わたしの16の誕生日






空からは白い雪がシンシンと降り積もる