「よく笑えますね」
エセ紳士にはブラックオーラ
全然怖くないけど
地味子ちゃん怯えてる
「エセ紳士さんこの子は何も間違ってないんじゃないですか?だから思わず笑っちゃいました」
グイッ
私はそう言い残し地味子ちゃんを拉致した
ちゃうな
連れ出した
あっ!
「こうちゃん私早退しまーす」
今呼んだのは担任
親しいのには訳がある
でも今はまだ内緒
スタスタ廊下を歩いて下駄箱へ
「あのぉ」
「ん?」
「どこいくんですか?」
とりあえず
「美容室!」
地味子ちゃんは頭に??ばっかり元はよさそうなのに
そういえば
「ねぇ名前なんて言うの?」
「湖東蘭(コトウラン)」
可愛い名前
「ねぇなんでそんな地味な格好なの?」
蘭は目を開いて
「これ地味ですかぁ!?」
えっ?
まさかの天然馬鹿?
「その格好を素でやるとは…」
「あの!名前教えてもらってもいいですか?」
友達作る気ないんだけど
「神坂凛」
話してる内に行きつけの美容室ーーーーーカランッカランッ
「ヒロさんいるー?」
「はぁい!あらま凛ちゃん久しぶりねぇ、どおしたのぉ」
この人はカリスマって言われてるこの美容室のエース
因みにオカマ
「この子可愛くして」
ズイツ
そういって蘭を渡す
「あらま!腕がなるわねえ」
「よ、よろしくお願いします」
未知の生物にビビってる


